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HONDA HORNET と MOTOGUZZI V11 Lemans で廻ったツーリングの記録

九州ツーリング 3日目

門司港駅の夜は、生ライブと酔っ払いのケンカで散々なものでした。この日も一時間程度しか眠れなくて、まだ暗いうちから出発することにしました。

さすがに疲れは取れきれていなくて、小倉辺りで道に迷いながらフラフラと西へ海岸にそって走っていきました。ただ、ここらへんの道からは海が見えないので少しガッカリです。

ちょうど通勤時間に当たってしまったようで、福岡市内はかなり渋滞していました。キャンプ道具をタンデムにいっぱい乗せてすり抜けていくのは目立つのか、結構振り向かれたりして恥ずかしかったです。

市内から県道にそれて今度こそ海岸線をとしばらく走っていくと『虹ノ松原』という日本三大松原のひとつを通過します(左写真)。ここでは2~3kmほど松の林のなかを走り抜けていきます。

0108031.jpg;虹ノ松原;colorbox;09:30

虹の松原から国道204号線に入り海に沿って玄海町に向けて走っていきました。日もだいぶん登ってくると、睡眠不足からの疲労とちょっとした脱水症状でヘロヘロになってきたので、ちょうど発見した『道の駅桃山天下市』で水分補給と休憩をすることに。

始めは店内のクーラーの前で横になっていたのですが、結構寒いので、表の野菜を売っている露店の日陰で少し眠らせてもらいました。お店の邪魔だろうに快く店先を貸して下さったオっちゃんに感謝です。

一時間ちょいと眠りこけて丁度昼過ぎたころ、お腹が空いてきたので昼食です。玄海ではイカが美味しいよとオっちゃんが勧めてくれたので、奥の食事処でイカどんぶりを食べることにしました。(欄外)

道の駅を出る時に目の前にコインランドリーを発見したので洗濯。もっと早く見つけていたら時間を節約できたんですけど、もったいない。

このあとは暑さにやられて、海に沿って景色を楽しむ余裕はあまり無く、ひたすら平戸を目指しました。

伊万里を越えて走ること3時間、橋を越えて平戸に到着。平戸って『平戸島』っていう島だったんですね。意外な事実にびっくりしました。

平戸も司馬遼太郎さんの小説にでてくる土地で、吉田松陰や伊之助が滞在した場所です。でも簡単な石碑が残ってるだけでちょっと残念でした。下写真はお寺とその向こうに教会が見える風景で絵葉書で良く見る景色だそうです。記念に撮ってみました。でもこの場所探すのに結構手間取ったんですよ。普通の商店街にちょっとした標識があるだけで、つい見落としてしまいました。おかげで時間をくってしまったので、急ぎ平戸を後にしました。

0108032.jpg;寺院と教会風景;colorbox;16:15

次の目標は『橋でつながれた最西端の港町』である宮之浦です(下写真)。平戸島の端から端にいくだけと思いきや、甘く見てました。すぐ着くと思えば狭い道のワインディングの連続で思ったより平均時速が出ず、予定を大幅に過ぎて1時間以上かかってしまいました。それでも日本の先端の一つを制覇した喜びに浸りつつ小休止してすぐに引き返す様は、地元の漁師さんの目にはさぞ慌ただしく映ったでしょう。

0108033.jpg;橋でつながれた最西端の港町;colorbox;17:30

今日のキャンプは『小佐々町青少年旅行村(無料)』に決めています。初めて日が暮れるまでに設営できそうです。日本本土最西端(端でつながれていない)を無視してキャンプ場を目指しました。が、だれも居ません。山の中にポツリ管理人すらいませんでした。これは寂しいです。ちょっと一人でテントを張る勇気がなかったので、別のキャンプ場を目指すことにしました。

白浜キャンプ場に着いたのはもうすっかり日も落ちた頃でした。遅かったのにかかわらず管理人のオジチャンは快くいい場所をど~んと提供してくれました。

2段になっているキャンプ場の一つ高い部分をたった一人で占拠するのはちょっと気分がよかったです。下の部分は家族が3~4組野営していました。今晩はゆっくり眠れるかな?ちょっと心配です。

山から風が吹き降ろしてきて、結構快適な環境です。友達と電話で話しながら寂びれた心をちょっと和ませて眠りに就きました。

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