RunRan

HONDA HORNET と MOTOGUZZI V11 Lemans で廻ったツーリングの記録

九州ツーリング 4日目

一日ぐっすり眠ることが出来ました。やっと。

一段下で野営している家族組が朝食を楽しんでる中、ちゃっちゃかと撤営することにしました。まずは、お日様に当ててテントその他を乾かしていると、東側は山だったので上手く日が当たらず、時間がかかってしまいました。その間にバイクをフクピカで拭いていると朝食を食べてたオバちゃんが『おにぎり食べる?』といろいろ話し掛けてくれました。一人旅にはみんな親切にしてくれます。感謝。

佐世保を越えて今日も海沿いを走ります。そろそろ飽きてきたな…。暑いし。

国道202号線を2時間強走って小城鼻という峠道に差し掛かりました。沢山車を追い越して最後に残ったのはスカイラインただ一台、ストレス感じないくらいの速度だったので、途中の公園までピッタリつけていったら、その公園で休憩してるときに見つめられました。そんなに怒らなくったっていいやん。

携帯を見るとメールが入ってました。いつものメル友と、HP見てくれた人からでした。ページ読んでくれてツーリングの喜びが少しでも伝えられたらこの上なしです。

メールに励まされつつ、長崎に着いたのは昼頃。長崎といったら平和祈念像を見なくてはなりません。ちょうど原爆記念日の前だったので一所懸命工事してるところでした。記念像って近くで見るとお顔が結構マッタリしてるんですね。TVとかでしか見たことなかったから、もっと凛々しいかと思ってました(笑。

0108041.jpg;平和祈念像;;12:30

その後はブラブラ歩いて爆心地と当時の地層を見学しました。工事中に溶けた瓶やらがいっぱい出てきたのがそのまま保管してあって原爆の凄まじさが少しだけ実感できます。

でもツーリングだと長崎って行く場所あまりないですね。オランダ坂はただの坂だし、ハウステンボスなんて独りで行っても寂しいだけですから。

そういうわけで、長崎を後にして国道251号線を東へ雲仙岳を目指して走っていきました。

0108042.jpg;雲仙普賢岳を望む;colorbox;15:30

走り始めて一時間強で麓の小浜町に着きました。ここから峠道を登っていきしばらくすると方々から湯気を吹き出した雲仙温泉を横目に『仁田峠循環道路』に。一方通行の峠道ですが、分かっていてもついつい対向車を気にしてしまう癖は抜けないですね。途中の休憩所からは普賢岳の噴火で崩れたところとか目の当たりにできます。

雲仙岳から降りてきて、道の駅『みずなし本陣ふかえ』で一休み。西を仰ぐと雲仙の山並みが一望できます。ここでは土石流で埋まった家屋をそのまま保存して展示してあって、当時の状況を伝えています(下写真)。

0108043.jpg;みずなし本陣ふかえ;colorbox;16:30

道の駅を後にすると、今度は島原港へ。ここから1時間くらい船に乗ると新熊本港に着きます。バイクは自分だけでした。そ~いえば今回のツーリングではライダーとはほとんど話してないです。北海道に行った時はどこでも荷物いっぱい積んだライダーばかりだったのに、九州は1日一人すれ違うかなって感じです。時期が悪いのかな?たぶん阿蘇山の方に行ったらそれなりに走ってるんだろうな。

熊本に着いて、目指すは天下の熊本城。明治初期の西南戦争で薩軍相手に谷干城が篭城したところです。

0108044.jpg;熊本城;colorbox;18:30

着いたころは午後6時をまわっていたので夜間料金で入ることが出来ました。城内は熊本城にまつわる資料が展示してあるのですが、時間が無かったので後半の西南戦争(これも司馬遼太郎さんの小説『翔ぶが如く』の一舞台)の部分しか見ることが出来ませんでした。それでも当時の写真や武器などが展示してあって、いろいろ勉強になりました。

さて今日は阿蘇山の麓でキャンプをする予定です。けれども時間にして既に午後7時。郊外のコンビニで途方に暮れながら休憩していると『これから何処行くんな。』と声をかけられました。振り向くと自転車に乗ったオッちゃんでした。聞くと阿蘇山南麓の高森までサイクリングにいった帰りだそうで『晩飯食ったんか?今晩は家に泊まっていけ。』とのお言葉。

お言葉に甘えて後から着いていくことになりました。すると『馬翔』という家庭料理のお店に。ここで馬刺しとか馬モツ炒めとかお腹いっぱい食べさせてくれました。オッちゃんもライダーで昔に旅した時には色々な人に助けてもらったそうで『その気持ちを同じ旅をしている次の世代にバトンタッチしていくんだ』という意味のことを言っていました。

オッちゃんの家に行くと近所の人も呼んで酒盛りしてました。たまたまそんな日に当たったようで、僕は途中で切り上げさせてもらいました。

久しぶりの布団の中はとっても暖かでした。

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